「趣味はバンド活動です」
皆さんは、この一言を聞いてどんなものを想像しますか?
「かっこいい!」「華やかなイメージ」
そう考える方が多いのではないでしょうか。
バンド活動を始める前の私もそのひとりでした。
今日は、実際に活動を始めて約2年経った私の(活動といっても趣味程度です)バンド活動事情をまとめたいと思います。
「これからバンドを組みたい!」と思っている方も、「あ、こういうもんなんだな」と頭の片隅に置いておくと、理想と現実のギャップに惑わされずに済むかもしれません。
第1のバンド:メンバー集めの難しさを知る
2年前、ラブリーサマーちゃんにハマっていた私は突如「バンドを組みたい欲」が現れました。
バンドメンバーはどうしたら集まるんだろう?と疑問に思った私はバンド メンバー 募集 🔍 で検索をかけます。
そこでヒットしたのがOURSOUNDS。
バンドメンバー募集で有名なサイトです。
担当したいパートや好きな音楽ジャンル、アーティスト等を入力して会員登録をします。
すると、プロフィールと一致する(コピーしてみたいアーティスト等)他会員からメッセージが来たり、もしくは自らバンドメンバー募集ページに応募してみたり…というざっくりした例ですが、簡単なやりとりが出来るサイトです。
こんな便利なサイトがあることに感心をし、早速登録をします。
そこで、メッセージを頂いた方々で一番印象が良かったのがTさん♂(25)。
地元の関西で何年かバンド活動をしており、上京したタイミングで新しくコピーバンドを組みたいと考えていらっしゃいました。
驚いたのが、Tさんはギター、ベース、ドラム、キーボードと基本的なパート全て担当出来るということ。
(なんなら、作詞作曲もしているみたいです…。)
Tさんと一緒に上京した元メンバー♂(25)がベースとして、専門学生♀(19)がドラムとして集まっているようでした。
メンバー同士でコピーしたいバンドが一致していると感じたので、参加させて頂く流れとなります。
この時点で4人のLINEグループが出来て、顔合わせをすることに。
顔合わせのときは本当に緊張しました…。
なぜなら、音楽という飾りがついただけで出会い系サイトと変わらないのですから。
まぁ、それでも行ったのが好奇心旺盛の怖いところなんですけども。
特に騙されることなく()、Tさんとベースの方と合流をしました。
ドラムの子は流石、学生といいますか…集合時間の一時間前にドタキャンをされました。
まぁ「連絡が来ただけマシか…」ということで3人で顔合わせ会。
スタジオ練習日を決めたり、コピーする曲候補をあげてみたり…。
その後、2度程予定を組んでスタジオに入ったのですが…
ドラムとは一度も顔を合わせることなく終わりました(笑)
練習に来る気がないと判断し、別のドラムを探したのですがどの方も続きませんでした。
既にメンバーが出来上がっているバンドに加入するのって難しいんですかね。
こうして何度かドラムの加入、脱退が続き、Tさん達とも連絡を取らなくなります。
今思うとTさんとベースさんは楽器の腕が良くて、私には本当に勿体なかったな…。
機材や楽器の設定の仕方も一から教えて頂いたので、バンド駆け出し時代に彼らに出会えて本当に良かった😭
第2のバンド:インターネット、信じられない
1組目のバンドが自然消滅しかけていると思った私は、再度OURSOUNDSでメンバー募集しているバンドがないか探します。
そこでヒットしたのがGO!GO!7188のコピーバンド。
こちらは、ドラム♂(35)、ボーカル♀(28)が既に決まっていてギターとして参加することになりました。
今回は顔合わせと一緒にスタジオに入っちゃおう!という流れになります。
課題曲をコピーし、当日集合場所として指定されたスタジオへ向かいます。
そこで目の当たりにしたもの………
50〜60代のおじさん…
なんと、OURSOUNDS上でやりとりをしていたドラムは年齢詐称をしていたのです。
ついでにボーカルも私と同じくらいの息子がいる方、お母さん世代。
あとから決まったというベースも40代でした…。
シニアバンドやん!
うわ、これはやられた…と思いながらも、練習は3回参加しました、偉いでしょ。
初心者の私が下手だと分かるくらい、下手でした…特にドラム…。
上手いドラムおじさんであれば、まだ続けていたかもしれません。
でもやはり、世代が違うので一番の苦痛が練習後のご飯でした、話が全く合わないんだもの。
そして極め付けは…名前を覚えてくれない!!!
バンドスコアよりも、メンバーの名前を覚えやがれジジイ
これにも耐えられず、適当な理由をつけて脱退しました。
第3のバンド:同世代って大事だな
現在進行形で組んでいるバンドです。
前回があんな感じ(シニアバンド)だったので今が楽しくてしょうがないです。
5月頃からメンバーを募集し、8月から始動をして月1の頻度で細美武士さんの楽曲を中心にコピーをしています。
皆、社会人の同世代なので気負いせずに話が出来てとても嬉しいです。
完成曲が増えて来たら、箱ライブに出てみたいと思っています!
まとめ
条件に合ったメンバーが集まること自体が奇跡
音楽の趣味やコピーしたいバンドが一致しても、担当パートがなかなか見つからないことが多かったです。
(私の場合、元々ギターボーカル担当でした。…が、コピーしたいバンドのベース担当が見つからないことが多かったので、それなら自分がベーシストになってしまおう!という考えに至りました。笑)
また、メンバーが土日休みとも限らないので、参加可能日を考えて探す必要があります。
担当パートが思うように見つかったときは、感謝感謝ですね。
やはりネット上で出会った人ということに変わりはない
周囲に音楽仲間がいない場合に頼るのがメンバー募集サイトになると思います。
とっても便利なのですが、全員が真の目的で使っているとは限りません。
幸いにも、今まで私が出会った方々は「音楽が好きでバンドを組みたい」という気持ちを持った方々でした。
しかし、中にはスタジオに入った瞬間に猥褻なことをされたという話もあるので、女性は特に気をつけた方が良いと思います。スタジオって防音設備万全ですし…。
一対一で顔合わせをするのは控えた方が良いかもしれません。
こういうのを考えると、大学サークル等で音楽仲間と出会ってバンドを組む機会があることをとても羨ましく思いました。一生の宝物ですネ。
誰かとセッションするってスバラシイ
バンドの醍醐味、メンバーと曲を合わせるのは本当に気持ちが良いです。
初めてスタジオに入って大きなアンプに繋いだときのことは忘れられません。
家庭練習用の小さなアンプから出るギターの音しか知らなかった私…。
お前(ギター)はこんな音で鳴くのか…という感じでした。
私だけに当てはまることなのだと思いますが、ひとりでバンドの課題曲などを聴いていると、メンバーが演奏する姿が思い浮かんでジーンとしちゃうの。(頭おかしい)
こうやって書き出してみたら、他の人のバンド事情も知りたくなりました。
年齢詐称や出会い目的の誘いってどれくらいの頻度であるんだろう…。
皆さまも、素敵なバンドライフを!
それでは、また次の記事で。